ごあいさつ

北海道大学
大学院医学研究院
循環病態内科学教室 教授
安斉 俊久

 2020年7月より、三浦哲嗣先生の後任として北海道支部長を仰せつかりました北海道大学の安斉です。

 重責に身が引き締まる思いでおりますが、会員の皆様の温かいお力添えをいただき、北海道における循環器医療の発展に微力ながらも貢献できるよう、全力を尽くす所存です。


 北海道では、高齢化が一早く進み、循環器疾患患者が増加の一途をたどっています。新専門医制度などの影響で循環器医の増加が十分に期待できない中、地方においては循環器医不足が極めて深刻な状況です。

 ただし、こうした環境は、北海道から全国に向けて情報発信する意味において、むしろチャンスと捉えることもできます。


 道内の医育機関協力体制のもとでの魅力的な専門医育成プログラムの作成、自治体と連携した循環器疾患対策、発症から在宅医療まで切れ目なく質の高い循環器診療を提供するための地域連携クリティカルパスの活用、遠隔医療システムの開発や災害対策、北海道独自のコホート研究などに是非、取り組んでいきたいと考えております。


 また、循環器領域に興味を持つ多くの若者が北海道に集っていただけるように尽力してまいります。ご支援ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。