北海道大学 大学院医学研究院 内科系部門 内科学分野 循環病態内科学教室

心エコー班

Echocardiography Team

診療内容

心エコー検査は、循環器疾患の診断および治療効果判定に必要な検査であり、非侵襲的で繰り返し行う事ができる、即時性の高い検査法です。
循環器内科のスタッフと大学院生、検査・輸血部と超音波センター所属の臨床検査技師、さらに保健科学研究院のスタッフが参加して検査を行っています。

心エコー件数(2023年度)

経胸壁心エコー 6814件
経食道心エコー 293件
運動負荷心エコー 59件
そのほか特殊心エコーとして、ドブタミン負荷心エコー・左室同期不全評価・冠血流予備能評価・生食コントラストエコーなどを行っております。

経食道心エコー

弁膜症、先天性心疾患、感染性心内膜炎、血栓症、不整脈に対するアブレーション治療の前の患者さんの精密検査のために、経食道心エコー検査による評価を行っています。経食道心エコーは精細な三次元画像によって弁膜症の正確な評価を行うことができ、治療方針の決定には欠かせない検査です。 また、近年増加している構造的心疾患に対するカテーテル治療を支えています。

  • #01

    手術中の経食道心エコー検査

  • #02

    経食道心エコー検査

運動負荷心エコー

労作時の心形態・血行動態評価として、臥位エルゴメーター運動負荷検査を行っています。弁膜症症例の手術適応検討、慢性心不全症例の退院前評価、労作時息切れの原因診断、肺高血圧症症例の治療効果判定など、その有用性は多岐にわたります。

  • #03

    運動負荷エコー検査

  • 教育

    教育面では、循環器内科で研修する初期臨床研修医への実技指導や技師教育、病棟担当医に入院症例の心エコー所見を解説する心エコーカンファレンスを継続して行っています。また拠点施設として関連病院との間で遠隔医療支援プログラム医療機器を用いた画像相談を行い、シームレスな病病連携を目指しております。