2022年度 医局説明会
#9
本年度の医局説明会のアーカイブ配信をご視聴いただけます。
循環器内科に興味がある学生・研修医の方のご相談は医局長 神谷 究までご連絡をお願い申し上げます。。
連絡先:医局長 神谷 究(k-kamiya@med.hokudai.ac.jp)
循環器Web Lecture2022
#10
循環器内科勧誘を目的として、Web Lectureを開催しました。(全4回)
全4回で、のべ150名以上の方にご視聴いただき、大好評をいただきました。
登録いただいた方には個別にアーカイブ配信のご連絡をしております。
メールが届いていない方は医局長までご連絡をお願い申し上げます。
今後も循環器診療の魅力を伝えられるイベントを数多く企画していく予定ですのでご期待ください。
また、循環器内科に興味がある学生・研修医の方のご相談は医局長 神谷 究までご連絡をお願い申し上げます。。
連絡先:医局長 神谷 究(k-kamiya@med.hokudai.ac.jp)
診療科の概要
#01
循環器内科は、虚血性心疾患・心不全・不整脈などの循環器疾患を有する患者さんの診療を担当する診療科です。ライフスタイルの変化にともなって高血圧・糖尿病・脂質異常症などを有する患者さんが増加し、感染症や癌などに対する治療の進歩や人口の高齢化も加わって、循環器疾患を有する患者さんは増加の一途をたどっています。循環器内科専門医のニーズは年を追うごとに高まっており、循環器内科は21世紀型高齢社会の医療において中心的役割を担う診療科の一つです。
研修内容と特徴
#02
2018年度より新専門医制度が開始されました。当科では初期臨床研修(2年間)修了後、3年目より内科専攻医として、当科の関連教育研修施設で3年間、大学病院で1年間の研修を行う『サブスペシャリティ (サブスぺ) 重点研修Aコース』を採用しております。
3年間のサブスペ専門研修期間中は、高血圧などの生活習慣病を含むすべての循環器疾患に対応できる、”General Cardiologist”を目指した研修を受けていただき、経験豊富な指導医のもと、循環器疾患のみならず広く内科系疾患の診断・治療を学ぶことができます。また、心臓カテーテル検査やペースメーカー植込み術はもちろんのこと、冠動脈インターベンションを行う技術を習得することができます。
一方、研修に必要な症例が不足している場合は、内科専門研修として、一時的に他科でも研修を受けることが可能であり、楽しく充実した研修生活を送ることができるように、個々のニーズに応じて医局が全面的にバックアップいたします。さらに研修終了後も、内科総合専門医のみならず循環器専門医を取得できるようにサポートいたします。
#04
当科では、よき臨床医であるとともに優れた研究者”Physician Scientist”の育成を目標に掲げており、原則として大学院 (博士課程) への進学を推奨しています。一般的なコースとしては、5-6年目に大学病院へ戻り、病棟で1年間勤務した後(大学院1年目)、各自が希望する臨床班および研究グループに所属(複数所属も可能)し、3年間基礎的あるいは臨床的研究にじっくりと取り組むことができます(大学院2-4年目)。なお、大学院1年目より研究に慣れ親しんでいただけるように、病棟診療のみならず、様々な研究分野を体験し、臨床研究を中心に症例報告など論文の作成方法を学んでいきます。
大学では現在、虚血性心疾患、心不全、不整脈、生活習慣病の分野における研究を4つの柱とし、最先端の研究が行われています。臨床医の立場から想起された疑問点や問題点を病態生理まで深く掘り下げ、基礎研究と有機的に結合して病態基盤の解明と効果的・効率的治療の開発・確立を目指しています。具体的には、大学病院で推進する高度先進医療(心臓血管カテーテル治療、不整脈デバイス治療)を日々実践しながら、対象となる幅広い循環器疾患を心エコー・心臓CT/MRI・核医学・運動負荷検査などの最新鋭の画像診断装置・生理解析機器にて多角的に診断・評価します。そこで得られた新たな臨床知見を、最先端の分子生物学的手法を駆使して分子・遺伝子レベルまで詳細に検討し、新規診断法や治療法の確立を実現させます。
さらに、道内関連病院との多施設共同研究によって北海道独自の大規模臨床疫学データベースを構築し、保存検体を用いた網羅的遺伝子・蛋白解析によって、循環器疾患における精密医療(プレシジョン・メディシン)の提供に取り組んでいます。
#05
また、臨床面では不整脈・心臓カテーテル・重症心不全・心エコー・心臓リハビリテーション・心臓CT/核医学/MRIの各臨床班が活動しており、研究と平行して循環器内科の中のサブスペシャリティを習得することもできます。道内で唯一の心臓移植実施施設として、重症心不全の治療にも力を入れており、心臓移植適応の検討や申請、補助人工心臓 (VAD) 植込み術後や心臓移植後のケア、さらには緩和ケアにも関わることができます。
大学院卒業後は、本人の希望に応じて、大学での臨床・研究、関連病院での研修、留学などライフプランにあった進路を選択できます。将来の目標・夢を実現するためのお手伝いをさせていただきます。