Department of Cardiovascular Medicine

心エコー班

心エコー

スタッフ

診療内容

心エコー班では、循環器内科のスタッフ、検査・輸血部と超音波センター所属の臨床検査技師、さらに保健科学研究院のスタッフ・学生・大学院生が参加して検査を行っています。

  • 横山 しのぶ/検査・輸血部
  • 西野 久雄/検査・輸血部
  • 中鉢 雅大/検査・輸血部
  • 村山 迪史/超音波センター
  • 加賀 早苗/保健科学研究院
  • 岡田 一範/保健科学研究院

心エコー検査は、循環器疾患の診断および治療効果判定に必要な検査で、非侵襲的で有用性が高い検査法です。当院では年間約6000件の心エコー検査(2020年1月~12月の検査件数実績:経胸壁心エコー5232件、経食道心エコー232件(術中52件)、ドブタミン負荷心エコー4件、運動負荷心エコー42件、治験心エコー157件、小児心エコー393件)を施行しています。急性心筋梗塞、狭心症、心不全、弁膜症、心筋症、先天性心疾患、肺血栓塞栓症、肺高血圧症、大動脈瘤などの疾患の診断および治療効果の評価などをおこなっています。また、心移植実施施設であるため、左室補助人工心臓植込み後の心エコー検査もおこなっています。

日常診療では、経胸壁心エコーに加えて、特殊心エコーとして、経食道心エコー・ドブタミン負荷心エコー・運動負荷心エコー・左室同期不全評価・冠血流予備能評価・生食コントラストエコーなどを行っており、循環器疾患の診断と病態評価に大きく貢献しています。

 

経食道心エコー

弁膜症、先天性心疾患、感染性心内膜炎、血栓症、不整脈に対するアブレーション治療の前の患者さんの精密検査のために、経食道心エコー検査による評価を行っています。経食道心エコーは精細な三次元画像によって弁膜症の正確な評価を行うことができ、治療方針の決定には欠かせない検査です。 また、近年増加している構造的心疾患に対するカテーテル治療を支えています(動画1、2: MitraClipをもちいた経皮的僧帽弁形成術、動画3: 経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI))。

#01

 

動画1

#02

 

動画2

#03

 

動画3

 

負荷心エコー

全身の臓器の中で心臓ほどダイナミックに動く臓器はありません。また、心臓に起因する症状は労作時に起きることが多いです。負荷心エコーとは、薬剤または運動による心負荷を加えることで、安静時では判断できない心疾患の診断や心機能障害の評価を、負荷によるダイナミックな血行動態や心機能の変化を検討することにより明らかにするのに有用な検査です。労作時息切れの原因検索、弁膜症、虚血性心疾患、心不全、心筋症、肺高血圧症などの評価目的に行われます。運動負荷心エコーでは、当院では仰臥位エルゴメーターをもちいています(動画4)。薬剤負荷では、ドブタミンと呼ばれる強心薬を点滴から投与し、検査を行います。どちらも、非侵襲的に負荷時の心臓の変化を評価することができます。

#04

 

動画4

スペックルトラッキング法

心エコー画像に特殊な画像解析を行うことで、心筋の収縮と拡張を定量的に評価可能です。これまでわからなかった潜在的な心筋の異常などを定量的に評価することが可能なため、がん治療関連心機能障害(CTRCD)や心アミロイドーシス(画像:apical sparing = 心基部の左室長軸方向スレイン(GLS)が低下し、相対的に心尖部では保たれている所見)の早期診断に役立っています。

#05

 

画像

教育面では、循環器内科で研修する初期臨床研修医への実技指導や技師教育、病棟担当医に入院症例の心エコー所見を解説する心エコーカンファレンスを継続して行っています。
私達は、臨床での研鑽を積みながら、すべての患者さんのためになれるよう日々努力しています。私達の高い技術力と意気込みを理解し、ともに邁進していただける若い仲間の参加を切に期待します。

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